自然素材~家具までコーディネート:駅前マンションを終の棲家にリノベ【滋賀県草津市】の内観

OBお施主様からのご紹介で、お出会いしたE様。

築26年の駅前マンションを、お子様も独立された後、夫婦二人で暮らせる終の棲家としてリノベーションしました。

ご希望は、「廊下・リビング・壁を自然素材で。予算は上がっても素材重視で進めたい!」

■フローリング選び

まずは、フローリングの素材を選ぶのに、京都の㈱丸嘉さんのショールームへ。
ここでは、豊富な種類の中から、フローリングを実際に足で踏んで、踏み心地を確かめられますので、いつもお薦めしています。
自然素材ならではの、お手入れ方法などもしっかりお聞きされました。

その中から、面白い素材を発見。「名栗加工」といって、表面を削ってすこしボコボコさせたもの。パイン材です。
裸足で歩いてみて、足触りが気持ちよいと実感。
ただ、全室にはむずかしいということで、お客様の目に触れ、家族みんなが通る玄関ホールにしぼって採用しました。

また、マンションリノベーションで無垢の床は、騒音の心配から敬遠される方が多いのですが、
それもフローリングの下に防音・吸音素材をしっかりと敷くことで、解決しました。
これで、存分に無垢の木をあじわうことができます。

■家具~空間全体をコーディネート!

玄関ホール以外はパインのフローリング、壁はクロスの上から珪藻土を塗りました。

それなら、スチールの家具を変えて、床や壁の質感に合うものにしてはどうでしょうか?
という事で、家具職人・木工房青樹さんもご紹介。

オーダーメイドで、高さなども調節してくださる、無垢の家具屋さんです。

工場に一緒に行き、素材を選んで、デザインを「こんな感じで~」と打合せ。

ご自身の気に入ったもので、統一感もあり、同じような無垢の家具を既存の物を買うよりも安く手に入れられました。

また、TV台とPC机は、コストを抑えるためにも「大工さんの手づくり・無垢の木で作る!」という事に。
部屋の大きさ、形状(柱の出っ張りetc)、以前からあったお気に入りの家具に合わせて、
ベストハウスがデザインをご提案し、大工さんに手伝ってもらいながら制作。

こだわるところはプロの家具、そしてシンプルなものは、大工さんと一緒に作る。
そんな選択肢もあるんです。

素材から家具まで、思い通りに選ばれたE様、大変お気に入りの住まいになりました。